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八坂の大杉。
11月20日
出発前   とりあえず出発前に一枚。今回は持って帰る荷物が多少あるのでタンクバッグ+リュックである。ちなみに→を見て分かるとおり、リュックは背負わずタンデムシートにネットで固定した。こうしておけば肩をこらないし、いかにもツーリングしてますって言う雰囲気がでる。「雰囲気」は大事なはずだ。

  とりあえず今回のルート、アパートから自宅まで。
アパート〜山中越え〜琵琶湖沿い南下〜瀬田川〜R422〜R307(枚方方面)〜府道283〜府道5〜R163〜府道44〜ならやま大通り〜R168〜自家。
記録をとっていなかったので総走行距離は不明。多分140キロくらい。途中給油一回。

山中越え  さて早速山中越えである。→がその写真であるが、昔からあった比叡山への参拝路を車用に拡張しただけのような感じである。よって幅は狭く曲がりくねっており、更に一箇所台風の影響でがけが崩れており相互通行になっていた。 したがって一定のスピードで気持ちよく走るというわけにはいかない道ではあるが、峠を攻めるのが好きな人にはたまらないであろう。
  この山中越えの頂上から比叡山ドライブウェイ(自動二輪560円タンデム原付不可)で頂上の比叡山、そして世界遺産の延暦寺にもいける。

  山中越えの頂上から少し滋賀側に下ったところにちょっとしたレストハウスがある。大津一望ここからの大津の眺めがいい。←に有るように、琵琶湖から大津、近江大橋、そして瀬田川までが一望できる。
このレストハウスの駐車場で少し休憩。まだ走り始めて20分。別に疲れているとかそういう訳ではないが景色が良かったのでつい・・・。
ここから数キロはひたすら下りとヘアピンカーブの連続。こんなところでもバスが走っているというのだからビックリする。さらに大型ダンプも当たり前の如く走っている。ダンプの後ろだけは走りたくない。排気ガスで呼吸器系がやられる。ただ、ダンプの後ろを走っていて距離のある直線があれば、少し右側にでて運ちゃんに単車の存在を知らせてあげれば道を譲ってくれることが多い。しかしここは山中越え。そんな直線が存在しないのである。

  山中越えを下り終え琵琶湖に出て右折。次は瀬田川に向けて走る。この瀬田川に出るまで、特に近江大橋までとその後の瀬田の唐橋までが混む。まじで混む。あー、やだやだ。瀬田川しかしその後は交通量もいくらかマシになり、川沿いを気持ちよく走れたのである。
前回琵琶湖一周をしたときはこのまま瀬田川沿いの府道3号を宇治へ向けて走った。しかし今回はそのままR422を信楽方面へ走る。このR422は今拡張工事中で、それが終わっている区間は道幅も広く非常に快適に走れた。しかしながらこの拡張工事が終わると、間違いなく大型ダンプカーが終日行き来し、周りでのんびり暮らしている人たちにはかえっていい迷惑になるだろう。細くて曲がりくねっている道にはそれなりにいいものがあるのに。残念。
  あまり関係ないが途中紅葉がいい感じになってきていた。さらに忍者の里の一部を通ったと思ったのだが、実は平成16年10月1日(つい先日)水口町・土山町・甲賀町・甲南町・信楽町が合併し甲賀市となっていたので、実際は甲賀の里ではなく信楽町の西の果てをかすめただけだった。それにしても最近市町村の合併がはやっている。たしかもうすぐ安易な合併を禁止する法律が制定されるはずであるが・・・  どこの市町村も一様に財政が赤字だからといって合併をすると言っているみたいではあるが、もっと根本的な部分を変えなければ合併したところで何も変わらない。わかってないな〜。いや、分かっているけれど、そういう問題を解決するのが面倒くさいのか?そうなのかぁ!?!?
ツーレポと関係の無いところでちょっとあつくなってしまった。

  R422をぬけたあと、R307に出たところで枚方方面へ。10分ほど走ってトンネルを二つ抜け、京都府に入ったところで府道283へ。この道がまた走り辛い事この上なかった。ルートの選択ミスである。八坂神社の大杉なんとか府道283を抜け府道5へ。和束(わづか)大橋を越えたところにあった青空市場で八坂神社の大杉までの詳しい行き方を聞き、それにしたがって走ると見えてきた。しかしこの大杉、たどり着くまでに通る道が江戸時代からの村中の道といったかんじで道幅が0.8車線しかない。さらにかなりきつい上り坂。乗用車はまずむりやな。

  それにしてもでかい。データによると、幹周り13m、樹高30m、樹齢約1000年である。とまぁ現地に行く前にデータを知っていたので、そんなにすごい木が生えているのなら、それがある神社もまた大きいのかと思っていたのである。しかし実際は写真からは分かり辛いが、大杉の前に鳥居があるだけであとは横にちょっとした建物があるだけだった。

  肝心の大杉の実物はと言うと、こちらはすばらしかった。マジででかいの一言に尽きる。よくまぁここまででかく太く育ったものである。植物+時間。すげ〜!!!
しかし、どこの大木でも共通している問題がここでも起こっていた。根である。ここまで大きくなると根にかかる負担は計り知れない。根の周りには縄が張られており、入らないでくださいと張り紙がしてあった。中に入って木に直接触れたかったが、仕方が無い。なぜ直接触れたいか。それはやっぱり直に触れることにより、感じるものもあるからだ。表面の感触・中の質・まいなすいおん。それに巨木は時間の流れの結晶である。何か人間には持ちえないものを持っているような感じがするのである(ま、すべて皆さんの感じ方次第ではあるが)。↓にもう一枚。幹がどれだけ太いか、横の建物と比べてもらえば分かると思う。八坂神社の大杉

  さてここからは家に帰るだけである。まぁ途中特に面白いこともなく、渋滞を避けつつ普通に帰ってきた。
今回は少し頑張って遠回りをして実家に帰ってきてよかった。結局かかった時間は5時間半。普段なら1時間半弱である。全く疲れなかったといえばウソになるが、それを補って且つお釣りが来るものを見てきた。

  これで関西巨木10選のうち、2つまで終わった。次は兵庫県のもみの木か!?しかしだんだん走る距離が長くなる。テントが必要になるな。それとも温泉地でも探すか。
楽しみは尽きない ( ̄ー ̄)ニヤリ

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