| ５月７日 |
もぞもぞ、ねむい…
外はまだ雨。
でも走るしかない。携帯で天気予報を確認して凹みつつ、荷物を積んでカッパを着て出発の用意をしてみる。
昨日は分からなかったけど、周囲の景色はこんな感じ。
骨休めに本当にいいところ。俗世間から断絶していて、ゆっくりできる。（ただカメムシが嫌いな人には若干きついかな＾＾；）
 
さて、出発準備も終わり、空元気をだして「いくぞ〜！」
本日の一応の目的地は諏訪湖の東。天気は雨。無事に行けるんやろうか?
と言うわけで、とりあえず国道152号を北上するために、国道418号を東へ。まずは朝ごはんにと、道の駅「信州新野千石平」で即休憩。
 
到着したはいいけど、やってない。まぁ時間を考えたら当然かも。缶コーヒーを飲んで簡易朝食。あー腹減った。
どうしよう、とりあえず雨やし、走るしかないし、ちょっと休憩したら次の道の駅まで行きますか。次は国道152号に入って直ぐにある「遠山郷」。レッツゴー！
と思ったら、このあたりは崩落があったみたいで、信号機による片側通行規制。
折角やし記念写真。残りは1分3秒。短いようで結構何でもできる（笑）
この国道418号も例に漏れず酷道で、道が狭い上にひたすらブラインドカーブの連続。雨も止む気配が無くてもちろん路面は濡れてる。砂利も浮いてる。こんな中でスピードを出せるわけも無く、あろう事か途中で車に道を譲ったし（笑）
早く道の駅に着かへんかなぁ… 雨も止まへんし…
お、ついに国道152号との交差点に到着。長かった。ここを左折したら直ぐに道の駅。この「遠山郷」には温泉が併設されていて………
 
「本日定休日」
まじで！？ びっくりしてヘルメットが頭から飛び上がったわ！
またまた凹んで、しばらくボケーっとした後、せっかくやしこの町の散策と朝ごはんの調達に行こうとJからの提案。雨が降ってるけど傘はどうする？ ちょいと拝借する（笑）
 
かぐらの湯の傘立てに入ってた誰かが置き忘れたっぽい傘を借りて、徒歩で歩く。
するとありました。スーパー。その名も「ヨシマルヤストアー」！って、だから何？（笑）
おなかを満たしたら結構元気が出たので、そのままさらに散策。
このあたりは「和田宿」と呼ばれているらしくて、秋葉街道（メイド喫茶に有りそうな名称！？）の宿場町だったらしい。戦国時代には武田信玄が遠州に攻め入るときにこの辺りを通っていったそうな。10kmほど南にはそのとき信玄が越えたとされる兵越峠。そして少し離れた場所に、世界最高峰の日本のトンネル技術を持ってしても崩落に勝てず、トンネル掘削を断念した青崩峠がある。
他にも、しし肉や鹿肉などが食べれるお店が沢山あるはずやけど、今日はそんな香りが全くしない。ただただ雨を耐え忍んでいるのみ。
 
町の真ん中には天竜川の支流、遠山川が流れていて、その左岸には和田城跡を利用した遠山資料館があるらしいので行ってみる事に。 途中でなぜかお寺に迷い込んでしまったら、なんと巨木発見。せっかくなので写真タイム。観音杉と呼ばれているこのスギは5本あり、5人家族になぞらえて父・母・子供たちとなっているらしい。
 
お寺の横にお目当ての郷土館があったので、入ってみると…
うおっ、びっくりした。どうやらこの辺りの領主だった遠山土佐守とこの地を訪れた事のある徳川家康の対面坐像らしい。そして肝心の郷土館は… 休館日。
ありえへんわ（笑）
もどるか〜。って坂道を下りだしたら、雲が低く山にかかり、なんとも言えず幻想的な雰囲気。写真じゃ伝わりにくいか…
 
道の駅まで戻ってきてからどうするか相談。二人とも体力はそこそこあるけど、いかにせよ、気力がほぼゼロ。 今日の宿泊予定だった渋御殿湯に電話をしてキャンセル可能だったらもう帰ろう、という事になり、Jが確認の電話をしてみると、キャンセル料を取られるでもなくあっさりとOK。
それならもうツーリン「苦」は終わりにしようかと言うことで、高速ICがある飯田に行く事に決定。 日本のチロルにも立ち寄る事無くひたすら国道152号を北上し、矢筈トンネルを利用して一気に飯田側へ出た後は、県道251号を下って市街地へ。
昼食の為にジャスコに寄り、カツ丼とそばセットでおなかを満たして、しばし休憩。
 
じゃあそろそろ帰りますかと言うことで駐輪所へ戻ったのはいいけど、あれ？鍵がない……
ポケットの中を探したり、いったんレストランまで戻ったり、ジャスコの中で床に目を凝らしてみたり… 20分くらい探しまくって、何回か見た荷物の中を、今度は中身を全部出して確認しようとしたそのとき、（右写真にマウスオン）…
 
あぁ…、あった…。 ほんまによかった…
ジャスコで館内放送まで流してもらったけど、案の定と言うか、灯台下暗しとはまさにこの事！？
と言うわけで、今回のツーリングはひたすら雨の中を走り、隠れ宿を発見して、鍵を無くして終了ッ！ 後はそれぞれの家の方向へ走りましょう。いやいや、実際はもちろん飯田ICまで一緒に走り、通行券を取った後、「ほなまた〜」と言いつつ京都方面と東京方面それぞれの方向へ走ったわけです。まぁもちろん2人ともアパートに着くまで、例に漏れずひたすら豪雨やったんやけど…
とにかく、無事故でよかった。
次はリベンジか！？それとも高山か！？
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