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三日目。今日は合掌造りを制覇!
9月18日
  今日はゆっくりめの起床。なにはともあれまずは朝食で腹ごしらえ。

 

  出発の準備を済ませて、まずは金沢と言えばと言うことで兼六園に向かう。



  ↑の写真は兼六園を見終わったあと。バイクの駐車スペースは上坂口〜桜ヶ岡口の間に10台分ぐらいありました。最初はどこに停めてよいのやら分けがわからず30分くらいうろうろしたっけ。
  無事にバイクも停められて兼六園見学にGO!

 

  まずは噴水。右側写真の霞ヶ池から地下を通して水を引っぱっていて、その高低差を利用した自然噴水になってる。そして霞ヶ池。この日は風も無く、水面に映る景色も綺麗やった。

 

  こんなところにも巨木。兼六園の「根上り松」。盛土の上に松を植えた後、成長してから少しずつ盛土を取り除いて今のように根を露出させていったらしい。そしてもう一つの「唐崎の松」。こちらは巨樹・巨木に写真は掲載されていないけど、根上り松の項に文章で紹介されている。兼六園の冬の風物詩として、雪吊りをした姿が良く紹介されている。

 

  兼六園を後にして県道10号で富山県の刀利ダムへ。途中に工事箇所があってダンプカーが多くちょっとばかり面倒くさかった… とにかく到着。そしてなんとなくフロントタイヤの調子がどうたらこうたらみたいな写真。やらせ感が出てる(笑)
  県道10号を下り、広域農道、県道21号を走り庄川をわたって散居村展望台まで。

 

  砺波平野の散居村と、展望台駐車場でであった地元ライダー2人。写真を送るって言いっぱなしになってしまった。懺悔…
  ここからは今山田の大カツラにむけてそのまま県道346号を走る。これが結構な山&田舎道。近くまで来たような気がするところで最後のチョイス。二股に分かれたY字路。むぅぅ…。ここでおれは右へ進もうかと思ったけど、Jがかなりの自信を持った声で左に行こうぜと。強情に右を主張しようかと思ったけど、今日は時間もあるし(後々そうでもなかったことが判明。いや、まったりし過ぎただけか)まぁ迷うのもツーリングの楽しさやと思ってJについて左へ進んだら、2つ目くらいのカーブの先に見えてきました!

 

  今山田の大カツラ! 目の前に突然現れたときから、ヘルメットの中でニヤニヤがとまらへん(笑) (うーん、それにしても巨木に対する嗅覚はJに追い越されたのか!?)
  左の写真が全景。そして右の写真で大きさを比べてみる。幹に触っているのがおれ。わかる?この雄大さ!!! やっぱり巨木は人智を超えた何かを持っている。そんな気にさせられる。

 

  さらに別角度から。下の道路にバイク2台とJが立っている。そして右は幹の側に立つJ。樹高:25m、幹周り:14m、樹齢約700年。富山県の指定天然記念物。いやぁ、さすが…

  大カツラに圧倒され興奮の余韻覚めやらぬまま、そろそろ出発。ここからは県道25号から59号へ入り、途中から県道に指定されていない道(多分市道とか林道とか)を牛岳トンネルへ。



  緑が深い。 そして↓Jの走行動画オンボード!↓
  J 走行動画 on board (19秒2.18MB) New window

  曲がりくねった道を登って牛岳トンネルに到着。結構雰囲気のあるトンネルやな(苦笑) 意を決して突入! 見たくないものを見ないように、バックミラーはなるだけ見ない。(まぁ霊感が無いから見えないやろうけど…)

 

  牛岳トンネルを抜けて、坂道を下り国道471号にぶつかったところで左折。5キロくらい走ったところで脇谷のトチノキ発見。

 

  看板にある昔の姿と比べると、大きな枝が数本折れたんかな?書いてある。昭和50年の台風で3分の2が破損。それでもこの大きさなんか。すごいな! 樹高:25m、幹周り12m、推定樹齢約1000年。こちらは国指定天然記念物。樹齢1000年かぁ… 西暦1009年って何があった年やろう?平安時代?藤原定家や紫式部が活躍し出す時期らしい(ウィキペディア情報)。

  脇谷のトチノキからはそのまま国道471号を南下して県道34号に入り、途中で山の神峠(トンネル)へ向かい尾根を一つ越えて国道156号(通称イチコロ)へ出る。そこから15kmほどで目的地の、合掌造りの五箇山集落に到着。



  バイクなんで集落の方が使う道を使わせてもらい、集落の直ぐ横まで入ることが出来た!
  ちなみに全景はこんな感じ。後で行く白川郷と比べると集落としてはこじんまりしているけど、茅葺屋根の民家が密集している事と茅葺屋根以外の建物が無いという事が、すごく良い雰囲気をかもし出している。そして写真を写真に撮った冬の景色はこんな感じ。こっちもめちゃめちゃ雰囲気あるな〜!

 

  昼ごはんがまだなので、茅葺屋根の喫茶店「掌」に入ってみる。

 

  コーヒーとケーキとクッキー。美味い。 実は大カツラの辺りからここまでJが前を走ることがおおかったけど、いつに無くアグレッシブ。理由は空きっ腹やったみたい。人間誰しも似たような感じやねんな(笑)

  少しお腹も満たされて、途中何回も富山県と岐阜県を行ったりきたりしながら、次の目的地の白川郷へGO!

 

  道の駅白川郷では前で写真を撮っただけ。そしてさらに進んで到着。白川郷の中心あたりにちょっとバイクを停めさせてもらう。

  色々徒歩で周ったけど、やっぱりメインはこれかな。重要文化財和田家住宅。

 

  外観は上の写真にある通り、で、中は下の写真。

 

  雪が降っても積もらず下に落ちるように、合掌造りの屋根は急角度になっている(そもそもそれが合掌造りって言う名前の由来か!?)。すると必然的に屋根裏に広いスペースができるんやけど、そこで養蚕していたみたい。絹糸が冬の間の内職で生産されてたんやろうな。うーんすごいな。合掌造りの良さを生かすというか、特長を余すところ無く利用する。中二階とか屋根裏部屋って響にワクワクするのはオレだけじゃないはず(笑)
  町を小一時間ほど散策してバイクのところへ戻り、高台へ移動!

 

  白川郷を一望!
  左は普通に、右は昭和初期。下は夜の帳がおり始めて灯りが点り始めた白川郷。
  雰囲気あるわ〜。



  こんな事してるから高山に着くのが予定より大幅に遅れてしまったんやな。スマンかった。



  白川郷ICで東海北陸道に乗って飛騨清美ICまでの一区間だけ。途中の飛騨トンネルがやたらめったら長い! その先にある飛騨河合PAで少し休憩して走り出すとまたトンネルの連続。
  高速を降りてからはまだ無料の高山清美道路をつかって一気に高山まで。
  高山駅に程近い場所でKe-ji夫妻と久しぶりの再開。



  和田屋で夕飯を食べて、だべって、ツーリング3日目もつつがなく終了いたしました。
  明日は午前中高山観光で、その後は高速で一気にJは東京へ、おれは一気に京都へ。

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